<ナル×ミツ漫画  03/03/16>




「検事、どぶにはまる」



  <注意>
   ・・・・・・あの・・・・・・
  このタイトルでおわかりかと思いますが、
  「御剣検事はカッコいい!」
  「御剣検事は薔薇を食べる!」
  「御剣検事はトイレの大も優雅にこなす!」
  というイメージを抱き、
  絶対にその雰囲気を崩したくない方は
  ごらんにならないほうがよいかと
  思われます・・・・



  「大丈夫」という方だけ下へスクロールを。

           ↓


           ↓


























 御剣検事は法廷を終えた帰り、
 うっかりどぶにはまってしまいました。





 このところツキのよくない検事は
 いろいろ考えます。

 思えばここ暫くいいことが何もなかった

 2回も立て続けに負けるし
 しかも相手はあの成歩堂だし
 あいつときたらこの私に向かって
 「お前は変わった」だの「残念だったな」だの
 色々掘り起こしてもらいたくない
 痛いところをザクザク突いてくるし
 そのくせきちんとお礼は言うし
 自分と私との間にまだ
 何か友情が芽生えそうなそぶりを平然と
 平然と

 とにかくあいつに会うと私が動揺するから
 あいつには二度と会いたくないのに

 そのうえいまどきドブにまではまるとは!

なんて
ついてないんだ!!





 検事はむしょうに悲しくなって、
 どぶにはまったまま
 泣き出してしまいました。

 「・・・・・・わっ! 御剣!!」


 よくないときにはよくない出来事が
 重なるもの、
 よりによっていちばん会いたくない相手が
 向こうから歩いてきて、
 泣いていた検事を発見してしまいました。


 「な、なんでドブにはまったまま
 泣いてんだよ御剣・・・・・・・」

 弁護士はもっともなツッコミを
 入れてきました。

 「うるさい!
 こ、これは花粉症だ!」

 こんなときに素直になれない自分自身を、
 検事は不甲斐ないと思いました。


 「花粉症って・・・・・・
 まだ冬じゃないか・・・・・・」

 弁護士は小声で呟きましたが、
 深く追求するのはやめにしたようでした。


 「まぁいいや。
 とりあえずドブから上がって、泥を拭けよ」

 そう言って、弁護士は
 自分のハンカチを検事に差し出しました。


 「まぁ検事だって人間だから、
 たまには泣きたくなるし、
 ドブにはまりたくなるときだって
 あるよな?」

 弁護士は検事を慰めようと必死です。

 検事は弁護士の言うことが半分も耳に
 入りませんでしたが、
 弁護士の優しさは心に染み入りました。

 弁護士のなま温かい励ましのおかげで
 検事の涙は引いていきました。




 「ム・・・・・ずいぶん安い香水を使っているな」

 「ははは・・・・・・」
 (元気になった途端それかい・・・・・)

 弁護士がなにやらブツブツ言っています。



 「だが、キミの体臭とはよく合っている。
 なかなかいい趣味をしてるな」

 「た、体臭って・・・・・・・」
 (近所の薬局で安いから買ってるだけだけど)



 検事の生々しい言葉に
 弁護士が顔を赤らめたことには、
 検事は気づきませんでした。
 「このハンカチは私が預かる。
 そのうち洗って返却しよう」

 そう言って検事は去っていきました。
 弁護士に返す気がないことは言いませんでした。

 いっぽうの弁護士は
 検事の後姿に見とれていました。
 本当は検事のハンカチが欲しかったことは
 言いませんでした。


 ふたりのほもは
 こうして別れ、
 法廷の平和は今暫くは守られました。

 






 ・・・・・・なんなのこの落ちは。
 何だかもっと別の話が描きたかった気がするのですが、絵BBSで遊んでいるうちにこんなものに仕上がってしまいました。
 ナルミツでこういう関係は萌えですけどね。プラトニックなうちからベクトルはしっかり向き合ってんの。
 私にとってはこの二人の初夜は御剣が無罪判決を受けたあとなんです。
 だからこの時期はプラトニックで。
 あーしかしおっかしいなあ。このあとこの成歩堂の安っぽいハンカチを後生大事に持っている御剣を見て、豪たんが嫉妬に燃えて・・・・・・というふうに持って行きたかったんですが、絵を必死に描いているうちに忘れちゃってました。ダメじゃん。時期とかも、だから「逆転のトノサマン」の後にしたハズなのに。
 それにしても私の描く検事。あたま悪すぎです。そして乙女チックはともかくその発露がどう見ても方向性を誤っている。鼻水たらして泣くのも、もっとかわいく描ければよかった・・・・・・あれじゃむしろ諸平野(痛)

 検事は難しくて描くのが楽しいです。
 見てる分にはなるほどくんが最萌えなんですが。


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