*後書*

 


 プレイして2か月目くらいの2016年1月ごろ。厚樫山はまだ遥か遠く、刀剣男士の縦糸のよすがとなる極が影も形も見えない時期。どうすれば宗三さんの後ろ向き死にたがりが反転してハッピーになってくれるかなあなどともやもや考えた結果、
 桶狭間にブラック宗三がいればいいんだ。
 と思いつきました。
 宗三さんがレベル99で桶狭間に行くとボス敵が今川義元生存にこだわるブラック宗三で、会話した後に宗三さんがこれを倒すと結果的に信長に所有される自分を肯定したことになり、それによって源氏兄弟みたいに特2とかついて統率999、機動999の、性格も信長本体みたいなヒャッハー宗三に進化するといい! ふた昔前のコンシューマーRPGだったら必ずそうなっているはずだ!
 ……みたいな思考から生まれた最終話です。
 自分がヒャッハー宗三を気に入るかと聞かれたら微妙なのですが(だって世を儚むタイプの坊主が好きだから)、細川忠興似の歌仙さんは涙を流して喜んで、今までとは別方向に自ら進んでお仕えしそう……わぁウザそう!(笑)

 ……実際にはBL的な落としどころを求めたり、ついへし宗などを入れてみたりしてしまった結果、上記の妄想とはちょっと違う方向性で落ち着きました。
 へし切は書いてみたらものすごい依存質の男で、油断するとすぐに宗三さんを略称で呼び始めるし、歌仙さんと同じくらい支配欲求が強いし、しかも歌仙と違って依存が「親切」という形をとらない、ものすごく生きるのに不器用な人でした。あんた、その性格で人生8割くらい損してるよ……。主としては嫌いじゃないけど。でも主の前で猫かぶるのはやめてほしいけど。虐めたくなるから。戦闘時の声のほうが好きなんですよね、へし切。
 最後までへし切と歌仙を和解させることができなかったなあ……うちは他所様では見たことないくらいの殺伐本丸……歌仙さんが執念深いので和解のしようがない。へし切のほうは、少なくとも小夜たんには謝ろうと思って果物(注・宗三情報)持って小夜たんの周りをうろついたあげく歌仙に見つかって、「宗三どのに振られたからって今度はお小夜に手を出す気か!」くわー!ってなってまた喧嘩になればいいと思う!
 歌仙とへし切が仲悪いままになったことについてはちょっと困ってたんですが、忠興関連の書籍読んでたら関ヶ原までは黒田と細川は仲良かったけど、その後めっちゃ険悪になったらしいので、史実通りなら、まっ、いいか。という感じで、困るのはやめました。




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