| *後書* |
去年は魔王命日を書いたので、今年は義元命日で。旧暦5月18日、桶狭間合戦の日です。 宗三さんは義元寄りか魔王寄りかで顕現してからの性格や暮らし方がけっこう変わるような気がします。魔王寄りだと友達(薬研とか不動とか)もできますけど、義元寄りだとぼっちの上にその後の人(刃)生に後悔しかないので、不幸一辺倒だよね………この宗三さんに対しては、歌仙も優しくするしかないなという感じです。 今年2017年は6月12日が義元命日なので、その日にとりあえず1話目だけアップしてあったのですが、2話目、どうにか仕上がったので半月遅れで続きを載せました。 宗三さんの生命力が薄れるとそれ以上に歌仙が弱る、というのは自分が書く歌仙×宗三の中に一貫して入れている要素ではあるんですが、なかなかそれだけを抽出して描写する機会が今まで無かったなー、と思いながら。歌仙さんが持っている喪失への不安というのは忠興正室のガラシャの顛末から引っ張ってきている感情で、弱りやすい宗三さんには囲い込み独占系の長男タイプの歌仙がぴったりだ!と勝手に思い込んでいます。 夢の見方も、二人で差異を作っています。歌仙が見るのは未来の夢で宗三が見るのは過去にあったことの夢、というのもサイト内で(2017年6月)現在は統一されております。性格だけでなく、世間知と想像力の差でも見る夢って変わってくるんじゃないかな、と思っていて、例えばうちの犬は(寝言から察するに)サンポとゴハンと不審者吠えの夢しか見ていないようなので、宗三さんはそれに倣って、「過去の身の上に起きたこと」の夢しか見せていません。歌仙は和歌読みの自称文系、歌人は「たられば比喩妄想」の針が上限まで振り切っててなんぼ、というところがあるので、わりと空想系の夢とか未来妄想の夢とかを見せることが多いです。 長編書こうと色々模索しているんですがなかなか形にならず、そうした中からこぼれ出てきたものを纏めて今回は仕上げてみました。 |
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