攻略・感想逆転吉原<扇屋編>感想

逆転吉原<扇屋編>【感想②】岳人・空蝉・あげは



【岳人ルート】
 朝霧→滝川→空蝉、の順でプレイしていった段階で、ストーリー開始時のヒロインの思考・立ち位置が後にそのまま各男サイドの思考や行動を導き出す伏線になっているということに気がつきました。
 というわけで、ハードな見た目の岳人を選ぶとそのシナリオもとてもハード。それにつられてヒロインの性格もハードになっていくという扇屋の掟。最終章の頃にはヒロインは脳内でララ・クロフトくらいのマッチョウーマンに(あくまで心象です)。島に海賊が襲ってきても銃とか背負って、岳人さんとヒロインで追い払えそうだ。それくらい強くて頭の回る女だった。
 岳人さん、最後身請けの必要こそありませんでしたが、抱かれてもいないうちから吉原色恋以外での骨折りや根回しがヒロインに求められ、結局あげはを落とすときと同じくらい手間のかかる男だった印象……ヒロイン、対岳人と対額傷女で2回も体張ったしな……
 しかし強引なエッチは大好物なので、岳人さんの初夜エピソードは大好きです。ただ岳人さんに関しては、シナリオと初夜がハードな分、後ろのほうで甘めの閨話があるともっとよかったかも。あの人、初夜でこっち見てないんだもの。
 大金払って痛い思いさせられるなんて……岳人編は本当にハード。



【空蝉ルート】
 当て馬女の洋子に全てを持っていかれた感のある空蝉ルート……。あまりにも深刻なNTRが発生してしまう為、しかもその後によりによって洋子からプレゼントされたアイテムでヒロインを抱こうという局面がある為に、途中で空蝉本人に対する興味を殆ど喪失してしまいました。最初に見せてくれた爽やかな性格を、最後まで踏襲してほしかったな。菊屋の隼兄ちゃんの性格で空蝉編をやってくれてればなぁ……。
 攻略のラブシーンマークを見ればわかる通り、『傾城』(※「突き出し前」のあげは以外のキャラ)でラブシーンが1回、それも終盤にしかないのは空蝉だけです。他傾城キャラと比べても、シナリオにも性格にもエロスが不足してしまうので、ちょっと不満が残りました。「比べないうちはともかく、比べちゃうと見劣りする」というやつですね。冒頭の爽やか雰囲気は凄く好きだっただけに残念でした。



【あげはルート】
 まあ何というかその、「愛を叫んだ場所が宇宙の中心!」みたいな若い恋がそもそも好きではないので……。
 菊屋のかげろうとの対比であげはがこのビジュアルと性格なのは、菊屋をプレイした後には理解できました。
ただアンジェリークのマルセル様の昔から、わたくしは金髪美少年はそれほど好みじゃないのです……その上あげはくん、オトナたちに凄い迷惑かけまくるし。
 中盤以降、ヒロインが朝霧を隠れ蓑にし始める辺りで「あたいの朝霧さんの手を煩わすなぁ!」というヒロインとは別の女が私の中に生まれてしまい、うまく入り込めませんでした。

 まぁこれは多分私が、朝霧さんを好きすぎる所為だと思います。……菊屋のかげろうルートでは兄貴分の神楽さんが気を回してくれましたが、かげろうとの重複を避けて(=岳人さんが使えない)、扇屋でこんな煩雑な恋を助けてくれそうな人ったら、朝霧をおいて他にないもんな……。



(幾度か各シナリオを読み返してラブシーンなどを考察しているうち、「滝川・朝霧・岳人」シナリオと「空蝉・あげは」シナリオではライターさんが違うのかも、と感じるようになりました。前者3人のシナリオがすごく好きですし、ラブシーンの描写がわりあい具体的で色っぽいので、自分が読んでるとその3人が好きになる……という構図のようです)