TEMPEST魔女TEMPEST魔女【小説】二次創作

甘い罰【4】【R18】(完)

【3】【4】



「はッ……は…、……ぁ……、今、のは……?」
「お前の中で、俺が果てたんだ……赤毛…、」
 ようやく互いに口がきけるようになって、アナスタシアの問いにティレルが答える。
 処女を失ったばかりで、今まで解されたことがない為にその場所が狭いのは当然だが、加えて、翼騎士団で体をよく鍛えているアナスタシアは筋肉にも弾力があり、締め上げの圧が強い。
「痛みとか、ないか……?」
 まだ竿を埋め込んだまま、ティレルが手を延べてアナスタシアの頬を撫でながら問う。
「大丈夫、です……、は、」
 そろそろアナスタシアのほうでは理性が薄れつつあって、最前のキスの時のように、積極的にティレルに触ろうとしてきていた。
(リスター審問官の、背中……、じかに、触りたい……)
「っ……」
 服の内側にスルリと手を差し込まれ、如何に鍛えていようとも男よりはずっと柔らかな掌で脇腹から背中を撫で上げられて、ティレルの肌はその触感に愉悦で震え、下腹部に再び凝った熱を取り戻す。
「リスター審問官……」
 そう呼ぶことそのものが、甘い睦言であるかのように。
 アナスタシアの体が己に寄り添い、接触が一層深くなった。
「赤毛……、」
 瞬間。
 この女なら、自分のすべてを受け止めてくれる気がした。
 親友のクライオスにも、――隠された主であるあの王子にも見顕わされたことの無い、己の心の深い場所に居る自分自身を。
「ン……、」
 もう幾度めかのキスを仕掛けると、唾液の絡んだ小さな唇と舌が縋るように応えてくる。
「動、くぞ、」
 キスの合間にそう宣言し、そのまま相手の体を抱きこめて、ティレルはそれまでの気遣いを殆ど失った状態で腰を揺すり始めた。
「ゥ、ン、ん…っ、ンふぅっ…!」
 先程アナスタシアが反応した場所に己を突き当てていくことは忘れなかった。
「ンぅ…んン……!」
 アナスタシアは抵抗もなく、歓迎するかのように下肢を開き、ティレルを受け入れている。
「は、ぁく、ああ、」
 唇同士が離れると、アナスタシアの熱い喘ぎがティレルの赤らんだ顔に吹きかかった。
 衣服の下で、アナスタシアの手が、刺青が彫られたティレルの肌を撫で上げる。
「ン、あぁっ、」
 アナスタシアの目隠しを取って、自分の全てを、穿つ相手の前に晒したいという欲求にティルは瞬間支配された。
 だがすぐに、それは不可能だと思い直す。
「う、く、」
 ぐちゅぐちゅと淫靡な音を立てて、接合部がティレルを締め上げる。
「ふぁ、あ、リスター審問官っ…、」
 ねだるような甘い声が自分の耳元で響く。
 ティレルは目隠しの布ごとアナスタシアの頭を片手で支えるように持ち上げて、肌が露出している汗ばんだ額にキスをした。
 今この瞬間に、全身で慈しんでやること。
 この赤毛にティレルが果たしてやれるのはそれだけだ。
 赤毛もそれ以上は望まないことを、ティレルは知っていた。
「ン……ぅっ、」
 アナスタシアは、ティレルとはまた別の感慨に浸りながら、その体の下で、彼の生み出す波に揺られていた。
 アナスタシアの内も外もティレルに包み込まれている。口にはティレルのキスの名残の唾液が残り、鼻腔もティレルのにおいで満たされ、己の内部の深いところを、愉悦そのものと化したティレル自身が穿ってくる。
「はっ、はぁッ、り、リスター……審問…官…っ…、ぁ、」
(ティレ……ル…さま、)
 自らティレルの胴に身を寄せながら、見えぬ代わりに触感で、ティレルの肌に触れ、筋肉や背骨を撫で上げ、やがては下肢まで寄せて、ティレルと溶け合うかのように愉楽を分け合う。
「ぅ……あ、ぁ、気持ち、いい……です…、」
「ふ……、」
 思わず素直に感想を漏らすと、ティレルの唇が笑った気配があった。
 この瞬間彼は自分の男だった。
(リスター審問官、が)
 本来、自分にとっては遠い存在だ。
 どのような形であれ、彼を手に入れようなどとは、今まで思ったこともなかった。
 よくは覚えていないが、『魔女裁判』中に、薬を与えられて命を救ってもらったこともある。
 あまりに鋭い思考、あまりに鋭い毒舌。そんな彼の、隠れた優しさに今は満たされている。
 今、この瞬間だけは。
 自分だけが。
 自分は彼のもので、彼は自分のもの。
「ッ………、」
 体を結び合う愉悦が、そんな気持ちを連れてくるとは思いもしなかった。
「あ、あぁ、もっと、」
「ン、任せろ、赤毛、っく、」
 喘ぎの中でねだるように声を上げると、リスター審問官が優しく応えてくれる。体だけではない、心まで満たされる喜び。
 求めるのは抽送の愉楽だけではなく、彼の優しい気持ちもだ。
 それを。
「欲しい」とねだれば彼が応えてくれる。
 彼の顔が見えたら、また別の思いを抱いたかも知れない。
 だが視界は遮られ、音と熱と匂いと触感が全ての世界では。
 相手も自分と同じほど、同じように自分を求め、同じだけ与えてくれると信じていられた。
「っ、ぁ、リスター審問官……!」
 彼に顔を見られていたら。
 泣いていることが見顕わされてしまったかも知れなかった。
 無意識のうちに彼の動きに合わせて腰を揺らがせる。
 目隠し布に、アナスタシアの汗と感涙が染みていく。
「はっ…ぁ、あぁあ、」
「ンくっ」
 互いの喘ぎが顔に吹きかかる。
 その熱。
 その甘さ。
「ンぅ………、」
 腰と腰の動きが完全に添ったところで、アナスタシアの背と頭を抱えたティレルが再び深く口づけてきた。
「ンふぅ、ゥ、ンむ、んン、」
 アナスタシアからも舌を伸ばし、下肢だけでなく口でも、相手との癒着をもっと強めようとする。
「はふ…ぁ、あ、」
 口の外で、二人の舌が絡み合う。
 唾液は重力で滴って、アナスタシアの口中と唇、揺さぶられてそこからも溢れ、顎や頬までをも汚した。
 どれほどの時間、そうして快楽を分け合っていたのか。
 やがて、
「出すぞ……、赤毛……、」
「! ンん……、っ、はい、」
 唇を離した至近で囁かれ、アナスタシアにもティレルの意図はすぐに分かった。
 直後、
「く、」
「ン、ぁ、あっ……!」
 再び熱い爆発を体の奥深くで感じる。
 熱の奔流は、アナスタシアの全身を愉悦で包んだ。
「ああッ……、リスター審問官……!」
 彼の熱を最後まで感じようというように、アナスタシアは両脚を彼の腰に絡めて強く引き寄せていた。
「っ、ふ………、」
 ティレルを包むアナスタシアの場所が強く痙攣し、相手もまた愉楽の頂点に達したことをティレルは知る。
「はぁっ…、あ…、あ………、ぁ、」
 体の下で、自分を受け入れながら達したアナスタシアの、快楽の余韻が収まっていく様を、ティレルは体を繋げたまま見下ろしていた。

 互いの呼気は次第に落ち着き、熱もゆっくりと引いていく。
 ティレルの手が、後頭部から離れて、アナスタシアの頬を優しく撫でてくる。
「初めてだったのに、頑張ったな…赤毛。どこか、辛いところはないか?」
 いつもの毒は影すら差さぬ、ひたすら優しさだけを感じる言葉。
「は……ぁ、大丈夫です、リスター審問官……、ン、」
 答えている間に、最後のほうは軽いキスで声を遮られた。
「ンふ、」
 二度ほどの口づけの後に、己の裡からティレルがゆっくりと引き抜かれる。
(あ……、)
 いなくなってしまった。
 虚脱、虚無、寂しさ。
 どれとも違い、どれでもある複雑な感情に浸っているうちに、衣擦れの音がして、やがて、アナスタシアの目隠しが外される。
「リスター審問官……」
 目を開くと、至近にティレルの顔があった。
 気遣うようにこちらを覗う瞳。紅潮した頬。結ばれた薄い唇。
 唇が少し腫れて、目は潤み、顎には汗とも唾液ともつかぬ体液が残っている。
 紫の瞳は優しさを残しているけれども、同時に謎も秘めている。
 自分に秘密と願いがあるように、彼にも秘密と願いがある。
 破滅の魔女にも手渡さなかった、彼だけの思いが。
(………それでも私は、この方を敬愛している)
 そうと確信して、こちらもまだ顔を赤らめたままのアナスタシアは微笑んだ。
「…、……心地よくしてくださって、ありがとうございました。リスター審問官」
 手を延べて、ティレルの頬に触れる。
「――――――」
 ティレルの薄い唇が揺らいだ。
 もう少しで、何かを口にしそうな気配で。
「赤毛………」
 アナスタシアが目隠しを外されたときには既に、ティレルの服は整いきっていた。
 睦み合いの最中には、アナスタシアの手で背中の肌にまで触れていたにも関わらず。
(……お体に何か、秘密でもあるのだろうか)
 ちらりとその思考がアナスタシアの頭を過ぎったが。
「起き上がれるか。赤毛」
「……はい」
 いつもの実務的な声が降ってきて、それでも手を添えてくれて、汗ばんだ体を助け起こされ、デスクの上に座り直す間に。
 甘やかな時間も、密かな謎も、いつも通りの執務室の空気の中に霧散していった。




「……ペナルティの2や3はどういたしますか。リスター審問官」
 衣服を整えて、生真面目に自分を見上げてくるアナスタシアを、やや顔を赤らめたティレルは呆れたように見下ろした。
「ねーよ。
 セクハラパワハラが行き着くとこまで行き着いて、執務室なんかで、バージンまで俺に奪われたんだぞ。ペナルティとしてはやりすぎなくらいだろうが。
 ……少し休んだら帰るぞ。遅いから家まで送っていく」
「……目隠しは、私もペナルティと感じましたが……それ以外のことは、私にとっては、さほどでも。
 正直、とても気持ちよかったので、今晩のことは、ご褒美のようなものでした。敬愛するリスター審問官の素晴らしいお人柄が更によく理解できましたし」
「! ――――――」
 アナスタシアに平然と言われてティレルの顔はたちまち赤くなり、その動きが止まる。
「? リスター審問官?」
 たっぷり三十秒ほども固まったティレルを、アナスタシアは不思議そうに見上げてくる。
 やがてティレルは咳払いをひとつして、ようやく己を取り戻し、
「赤毛。お前……そういうヘキがあることを、クライオスのエセ笑い野郎あたりは知ってるのか?」
「? 団長が……? 何のお話ですか?」
「いやその、……筋肉好きとか、妙に性欲強いとことか、どんな男にでも気持ちよく靡いちまいそうな人を信じすぎる性格とか」
 ティレルには珍しく、心配に近い心境で問い質したのに、アナスタシアのほうは全く要領を得なかった。
「? 私がですか? 団長は特にはご存じないとは思いますが……。
 それに『どんな男にでも』という部分は誤解で、あり得ないことです。私はどちらかというと、男性からの接触には恐怖感があるほうだと自分では思っていましたので。
 性欲とかも特に無いです。
 触れられて、あんなにまで体が溶けるような気持ちになってしまったのは、長い人生でリスター審問官が初めてです」
「……………!」
 また己が固まりかけるのを、どうにか理性でティレルは押し止める。
(長い人生って……、まだ十八かそこらだろ)
 違和感を感じて赤面したままで赤毛を見下ろしたが、情事の名残と言えば今や腫れた唇や乱れたくせっ毛のみとなったアナスタシアは、まったく邪気無くティレルを見つめ返してくる。
 もう一度、彼女に深く触れたい気持ちがありはしたものの、それを所有欲と感じたティレルは己を律した。
 赤毛にこれ以上深入りすることは、それだけで彼女の人生を壊しかねない。
(俺が心の裡に誰かを受け入れることは。それだけでそいつと俺自身を危険に晒すことになる)
 サディスト王子の『猟犬』という裏の顔を持つ自分にとって、恋人は禁忌であった。
 イシク族の再興を悲願とする自分にとっても。
 恋は己の障害になるだけだ。
「リスター審問官?」
 艶やかな紅玉の目が怪訝げに見上げてくる。
「………………」
 自分にああまで素直に体を開いておきながら。
 アナスタシアの側にも、己への所有欲や異性への依存は全く感じられなかった。
 俺と同じにこの女もまた。
 何らかの目的の為に、誰にも惚れないように自らを律している。

 ――――今夜のことは何処にも流れ着かない。

 そうと結論づけて、ティレルはいつもの冷徹な笑みを取り戻した。
「歩けるか?」
「大丈夫です」
 体力のあるアナスタシアは素直に頷く。
「じゃ、帰るぞ」
「了解しました。戸締まりはお任せ下さい」
 アナスタシアもすぐにいつもの要領を取り戻し、ハキハキと帰宅の準備を始めた。

 アナスタシアが執務室の灯りを消し、ドアの鍵を閉める。
 少し下がって、ティレルは紫の目でそれを見つめていた。
 自分が抱いたばかりのこの女に。
 よほど手を伸ばし、背を撫でて気遣ってやり、肩や手に触れながら夜道を送ってやりたい、とティレルは思ったが。
 その気持ちをかろうじて押し殺した。
 心に別々の悲願を持つ二人の男女は、そうやって、連れ立って異端審問官の官舎を後にした。

「明日出勤したら、壊してしまった本の修復を試みますから」
「あぁ? 放っとけよ。百年使わなかった古書なんか、あと百年使わねえだろ。捨てちまっていい」
「ダメですよ! 私の所為で壊れたのに!」
「別にお前の所為じゃない。ただの経年劣化だろ。何でも自責にするその悪癖、直したほうがいいぞ」
「え、そ、そんな……。私、そんな癖がありますか? だって私が本を引き出さなければ、今も本は無事だったはずでは」
「誰も使わない状態で、書架の中で埃まみれでな。そんなの実用性があるとも呼べやしない。
 誰かが使おうとした途端に、どっちにしろ壊れたはずだ。
 そんなんよりずっと、優先的に反省すべきことがあるだろうが。
 ………お前、何にペナルティがついたかわかってんのか?」
「え? えーと……、梯子から落ちたことですよね?」
「違う!」
「え」
「言葉は確かにそう言ったが、なんで俺がそう言ったかまで考えればペナルティの意図がわかるだろ。
 お前が自分の身の安全を守れなかったからだ」
「………………」
 アナスタシアは瞬きをしてティレルを見つめた。
「落下の際に俺の手を煩わせたのが理由じゃない。梯子の上にいるお前に、俺は『無理をするな』『気をつけろ』と忠告しただろ。
 おまえはその忠告を真剣に認識しなかった。梯子の上という危ない場所にいながら、自分の安全を確保する意識が薄かった。だから『落ちたらペナルティ』と言ったんだ」
「………それは……。ティレル様は、梯子の上にいる時から、私なんかの身を心配して言ってくださっていた、ということですか」
「――――やっぱり全然伝わってなかったな」
「も、申し訳ありません。気が利かなくて思い至りませず……」
「お前をヤっちまった俺が言うのもおかしいが、お前はもうちょっと自分の体を大切にしろ。何の悲願があるのか知らんが、復讐だって何だって体が整っててこそだろ」
「あ、そ、それはそうですね。お気遣い、ありがとうございます。―――もう少し、自分の体を優先するように、気をつけます」
「よし」
 ティレルに頭を下げながら、アナスタシアはやや動揺を感じていた。
(『死に戻り』できるお陰で、あまり自分の体の安全については考えていなかったかも知れない)
(今後は改めよう。今回のようにリスター審問官に余計なお手間を取らせてしまうし)
(こんなに鋭くて、……そして実は優しい人だから。気遣っていただいている間に、私がこうも体に無頓着な理由に辿りついてしまうかも知れない)
 ……『魔女』の力によって、私が『死に戻り』の能力を授かっていると。
『魔女』だと知れたら。もう今のようにティレルの傍にいることはできなくなる。異端審問官としての自分も終わりだ。
 この世界線で、為さねばならないことはまだ残っている。
「……………」
 思考の変遷に従い目まぐるしく顔色を変える自分をティレルが観察していることにまでは、アナスタシアは気づかなかった。
 ティレルがついと手を伸ばして、アナスタシアの二の腕を掴む。
「え? な、なんですか? リスター審問官…」
「道の石畳にヒビ割れがあった。踏むとこだったぞ」
「え、それはありがとうございます……」
(そうは仰るけど、道に特に異常は無いような。きれいな石畳だ)
「手、貸せよ」
「えっ、どうしてですか」
「なんかお前フラついてるぞ。梯子から落っこちたショックか……、さもなきゃ、俺からペナルティを受けたショックかもな」
 ニヤリと笑って見下ろすティレルに、最前の睦み合いを思い出してアナスタシアは頬を真っ赤に染めた。
「わ、私なら大丈夫です。一人で歩けます……」
(そもそもフラついたりしてないと思うけど……)
「ダメだ。俺に手ぇ預けとけ。見てるこっちが不安になる。家まで支えてってやる。今日だけ特別だ」
 言いながらティレルはアナスタシアの手首を掴んで離さない。
「わかりました……、今夜だけ。よろしくお願いします」
「おう」
 アナスタシアはティレルが改めて差し出した掌に己の手を預ける。
 男の手と女の手が掌で重なって。
 夜気の中に二人だけの熱を生み出した。
(家に帰り着くまでは。この方が私を慈しんでくださった余韻に浸っていよう)
 アナスタシアの家路を辿る間、ティレルのほうでも機嫌がよく、毒舌は殆ど態を潜めていた。

 恋の自覚に鈍感な二人は、互いに気持ちを封じ合ったまま。
 足並みを揃えて、夜半の街を歩いて行った。


(了)

後書

ラブエッチむつかしい
1か月近くかかった
猟犬モード【二つ夢の果て】(※R18レイ〇)のほうが後から書き始めて早く書き上がった

しかしこの【甘い罰】と【二つ夢の果て】を書くことで、『徒花Ⅱ・Ⅲ前半』と『徒花Ⅳ前半』のティレルの意識差みたいなものは理解できたと思う

徒花ⅡやⅢの途中まではめちゃくちゃティレルから接近してくれるのに、Ⅲの末尾以降はめっちゃ遠ざかっていくのだ
なんで?とすごく不思議だった初プレイ時
ニンジャと猟犬は衣裳が同じこともあって、初プレイ時は殆ど違いを認識する間もなかった
ティレルの「隠密」モードとしての衣裳なのだが、『猟犬』はコンラッド配下の殺し屋で『ニンジャ』は自由意志としての義賊(しかも狙いはコンラッド派)
「隠密」が二つに分かれている理由は
「コンラッドの行為に賛同できないが、イシク族の掟としては王族に従い守護せねばならないから」であり、そうなると「ニンジャ」行為はティレルの「良心」の発露になる
アナスタシアと出逢う前からティレルの心はもう分裂してフラフラなんだな、と
『徒花Ⅱ』でアナスタシアが『魔女』であることを知って見逃してる時点で、既に異端審問官も全うできないんだから『猟犬』も諦めればいいのに…(※意訳:コンラッドを見捨てろ!)と思いつつ『徒花Ⅳ』をプレイしたよね
そもそも自己矛盾で心が擦り切れていたので『徒花Ⅳ』はそこが焼き切れてしまっての自害EDなんだと思う
しかし残されるアナスタシアの心境を思いやってやれよティレル様…せめて「ありがとう」って言ってから死んで!

『徒花Ⅱ』末期やⅢの冒頭ではまだティレルの精神に余裕があり、毒舌も控えめになってきてわりとアナスタシアに親切な印象
この頃の雰囲気であと2回くらい『魔女裁判』をやってほしかった、逆転裁判みたいにさ……(尺的にもゲームバランス的にも絶対叶わない願望)
この【甘い罰】はそんな時期のティレアナでのR18妄想
最後はちょっと脇を甘めにしたのも『徒花Ⅱ』期のティレルの印象から

ティレルもアナスタシアも甘えるのが下手な上、恋愛脳がないので(とくに『徒花』期のティレアナはそう)、甘い雰囲気を出すのがとても難しい
私も元々甘いコイバナ得意じゃないし
そしてティレル様はキスがお好きすぎてえっちは正常位以外の描写が難しいね……いざセックスが始まると、相手に縋りたいのはアナスタシアよりティレル様のほうになりがち
女性向けゲームのキャラということで、デフォルトで男→女への肉欲やマウンティングは抑えがちになるんだけど(ティレルでのレイ〇もかなり書きにくい、こんなに拷問や拘束が身近にあるキャラなのに)、ティレル様は甘え方を知らないだけでなく、甘えさせ方も知らないので、和姦や告白の時にはわりかしアナスタシアからぐいぐい押し気味になってしまう
そんな、男女の精神のパワーバランスが恋愛ゲーの王道から逸脱しがちなところもティレアナの魅力

他の夢へ
アナスタシアの見る夢※すべてR18
二つ夢の果て】[完]『徒花Ⅳ』/『猟犬』ティレル
から騒ぎ】『凍土ED後』/他三者巻き込み初えっち
ヒストリカ忍法帖】『凍土ED』後/ニンジャティレル