TEMPEST魔女TEMPEST魔女【漫画】コミック二次創作

愛されティレル[完]

ティレル様は実は愛されまくっていると言いたい漫画語り
但し本人は無自覚のままに
【クライオス】
クライオスの台詞の印象だとティレルは常から確実に
『飲むたびに酔い潰れてるクチ』

この絵描いてみただけで
「いやティレル様は世界に甘えすぎでは…?」と思ったよね
暗い過去も孤立無援感もどっかいってしまう
人生で隠さなきゃいけないことがあんなにたくさんあるくせに
(ex.イシク族、刺青、『猟犬』、ニンジャ)

しかも朝っぱらからオフィスに酒を持ち込んでて、行動だけなら完全にアル中
付き合っちゃいけない男ですよお嬢さん方

この酔い方、クライオスに限定して気を抜いてるんだったらまあいいけど(それでも脇が甘い気がするけど)
クライオスと逢う前もこんな飲み方する人だったなら、早々に人生が破綻していただろうな
人生との付き合い方がうまくない

常々思うのはティレルって『隠れ依存質』だよねということ
『猟犬』『イシク再興』というストレスを晴らすために逃避として酒に逃げてるだけだったら、『凍土』以降は飲まずに済むようになる気もするけど、
……最後まで酒と縁が切れる日は来ないかも、とも思う
本質的なところが享楽的に出来ている
普段は能吏で見通しとか凄い立つのに、私生活では瞬間瞬間で「後のことはもういいや」とか考えがちなのではないか、と
これも心の弱さの一つなんだけど

弱くて脆いのはティレルの特質
これを知ってる人だけがティレルを助けてあげるし、その行動によってティレルから信頼されてるのかな、と思う
毎回介抱してもらってたなら、そりゃクライオスの敵討ちにも来るよねぇ…
その義理堅さをなぜティレルは『徒花』でアナスタシアに発揮してやらないのかと小一時間(略)
【ゼン】
テン魔女本編ではティレルとは比較的絡みが少なかった印象
ただアナスタシアと同じものを見てきて、しかも『死に戻り』前の初手からティレルとはアナスタシアよりずっと距離が近かったことを考えると、ゼンは常から相当ティレルに気を使って生きていると思う
(同じくらいクライオスにも気を使ってるとは思うけど)

ティレルが実は脆いということをその理由ごといちばん理解してるのはゼンで、しかしその全てを黙って見ているのではないかな…と思う
(ティレルが自滅的に生き急ぎ、死んでいってしまうところも含めて)

死ぬことのないゼンの視線には、アナスタシアほか他人に対する「憐憫」や「同情」を強く感じる
だから影のある(しかもそれを隠している)クライオスやティレルと対等な友達づきあいができるのだろうな、と思っている
【アナスタシア】

ネタはDLCから

ティレアナは二人して恋愛下手
甘え方も甘えさせ方も知らないティレル様とアナスタシア
『徒花Ⅰ/Ⅱ』は恋愛脳も無い上に依存も知らない動物二人組
『徒花Ⅲ』はお互い恋に無自覚かつ無自覚依存
(しかしティレル様はちゃっかり「手が好き」なんぞと言って手にキスをかましている)
『徒花Ⅳ』は『猟犬』ティレルが登場してもう見るからに泣きそうだし死にそう
(しかしアナスタシアを押し倒して罵倒したりするところは完全な甘え、すなわち依存
ハッキリ言ってあの段階でアナスタシアを詰るのは筋違い
…なのだがティレル様は恋愛脳のない依存質なので全然甘えている自覚がない)

徒花はハッキリとクライオスがアナスタシアに恋を言いかけてくる翼編との対でもある
「大人の女」としてのアナスタシアの「性的魅力(※翼)」と「社会的能力(※徒花)」獲得を描く両輪なので、翼のクライオスに比べれば徒花のティレルは恋愛感が控えめになるのは当然とも言える

私はアナスタシアを「仕事の出来る女」と認めた上で惹かれていくティレル様が好きなので、何をどうやっても徒花寄り

『アナスタシア≒女神』が発覚した後のティレル様は、徒花期とは全くマインドが違うはず
『存在そのものが尊い』とこから『一生の推しが実は自分に惚れてるらしい』みたいな感じで恋愛がスタートするので、
「経験の無いことでどうしたらいいかわからん…」て感じで困惑してるんじゃないだろうか

私としては今後ティレル様にはアナスタシアを守るべく頑張っていただきたい
ルークラゼンの全員がやってくれてた「好きな女を命がけで守る」のゲージがティレル様は溜まってないからね
(徒花ⅠⅡでわかりにくいながらも溜まってはいたんだけど、徒花Ⅳ冒頭と末尾で全部使い果たして『凍土』ではマイナスまで振り切れた状態になってる)
【ルーシェン】

ネタはDLCから

テン魔女本編では終盤近くまで冷えた関係の印象だったティレルとルーシェン
本編『回顧録』Ⅳでは、どっちかというとティレルからのルーシェンへの贖罪を感じる
ルーシェンには「ノイシュバーンが女神の血を引いてない」ことを固く秘密にして、あまつさえ「末裔であることを強調して下さい」と助言するところとか、自分がイシク族であることさえも明かしてイシュ対抗策に手を貸すところとか

テン魔女の文章にはないんだけど、『イシク族』=『現国王に迫害・虐殺された一族』なので、ヒストリカ王国の国内で己の素性を明かすのはとても危うい
下手したら生きているだけで反逆罪になるので(魔女と同様に)
国王自身が疚しすぎて『秘密裡に』イシク族を滅ぼしてしまっているため、あの時期のティレルのピンチ感というのは伝わりにくくなっているけれども、殆ど死ぬ覚悟で刺青を公にしただろうな…と思っている
そしてそれは誰のためかと言えば、恐らく王国の安定を図りたい道義心と、ルーシェンへの贖罪が入ってると思う

DLCの情報によって「ティレルは王族には手を掛けない」ことが明かされたんだけれども、しかしその場合、本編冒頭の『少女編』でルーシェンを殺したのは誰か、というのは永遠に明かされぬ謎になってしまうよね
(なんとなくティレルがやったのかな、というふうに見せたい印象操作感は感じていた
一回目でコンラッドの命によりマヤを殺し、『無自覚死に戻り』した後の二回目はコンラッドの暗殺指令が降りる前のマヤを救う代わりにルーシェンが犠牲になっているので)
翼編でクライオスが言う「人は孤独」
徒花編でティレルが言う「敵以上に味方がいる。お前を愛してくれる奴は山ほどいる。そのことを忘れんな」

それぞれ一見キャラ的に矛盾するような言葉をアナスタシアに掛けてくれることが印象的でよく覚えている
人に囲まれて暮らしているクライオスの「孤独」とは己の実感を伴った言葉なんだろうし
ティレルの「愛されてる」はアナスタシアへの評価と願いと、そして孤独感を募らせている自分の願望を語った言葉なんだろう…と思っている
本人は人に愛されてると思ってないからこそ、生きるかすがいを無くしての直後の自害なんだろうけれども
そんなことはないぞ!と一プレイヤーは言いたい

そんなわけでテン魔女本編の中でティレル様が愛されてたり甘やかされてたりする絵面をそれぞれ考えてみた